「うるさい!いいからよこせ!」
流石にタウロスは諦め、社長机(の様な物)の引き出しを開けて、引き出しの底の部分を持ち上げた。すると、画面とスイッチが付いていた。
タウロスはその画面に人差し指をあてた。すると画面に『UNLOCK』の字がでた。タウロスはそれを見て横のスイッチを押す。すると部屋の横の壁の一部分が裏返り、箱の様な物がついていた。
それを見るなり突入した男は箱を手に取り中を確認。箱の中にはUSBが入っていて、突入した男はそのUSBを手についている小型の機械にセットして、液晶画面をタッチしていた。
「確かに、これは本物のデータだな。」
「ほら、欲しい物が手に入ったならさっさと親分の所に帰れ。」
「ん?以外だな。まさか偽データ・・・」
男は軽く揺さぶった。しかしタウロスは
「何を言ってる。データ番号を見てみろ。」
確かに、データ番号は本物だった。