雪の降る音が
僕の心にも似ていて
降り注いでは
静かに淡く
消えていく
君の顔がチラチラと形を変え
僕の頬に触れては
離れていく
冷たくもやわらかくて
儚く消えてしまっても
とめどなく舞散る雪は
やがて僕の心の底に積もり
たくさんの君の笑顔で
埋め尽くされるはずだったのに
スタンドランプの火に
揺れる君の顔は
雪のように永遠に
そこにあるものじゃなかったんだね
もし明日が晴れじゃなければ
もう少し僕のとこに居てと
わがまま言っていいかな