心は何色?

ピア  2007-10-29投稿
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穏やかな日々が、嵐の日々に変わり...

あなたは、豹変しだした。

髪を染め、あどけない顔に馴染まない細い眉。
勝手にピアスを家で開け...

外出しないのに、ギョットするような化粧をして私の前に現れる。

そしてヒステリックになり、乱暴な言葉を吐き捨てるようになった。

日によっては、何もなかったかのように穏やかになる。

その繰り返しが続いた。

そして今の苦しい状況の中であなたは必死にもがいていた。

私に想いをぶつける事で気が済むなら、それで構わない。

他に何も出来ない、どうして良いかさえ判らない母だから...

そして、私達が悪い。親のせいだと何もかもが親のせいだと訴えた。

辛かった...

子供達の誕生を喜び、大切に育てて来たつもりだった。

何よりも子供達を一番に考えて来た。

親なら当たり前だけど、本当に愛しく思っている。

不登校になってから、自分の育て方が悪かったのかと悩んだ。

たいていの不登校児の親は、そう思うらしい。

いくら考えても何がいけなかったのか?
判らなかった。

何かを強制するわけでもなく、手を上げたり叱り飛ばしてばかりしたのではない。

何故なの?

確かに躾面では厳しい?
そうかも知れない。
ごく当たり前のルールだと親は思う。

時間を守る事、門限もそうだと思う。
深夜までファミレスでなんて中学生で普通なのだろうか?

化粧も当たり前なのだろうか?

ブランド品を持つのが当たり前だろうか?

娘は、私達親が古臭いと言う。

古臭いのかも知れない...

年齢に応じた適切な事を言ってるつもりだと私達は思った。

いくら話しても平行線だった。

別に何もかもがダメと言ってるのではない。

あまりに、ふてぶてしい態度を見ていると、親も爆発してしまいそうになる。

段々とエスカレートして行き、眠れない日が続き、泣き叫びたくなった。

本人も苦しいと思う。
私も苦しい...



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