穏やかな日々が、嵐の日々に変わり...
あなたは、豹変しだした。
髪を染め、あどけない顔に馴染まない細い眉。
勝手にピアスを家で開け...
外出しないのに、ギョットするような化粧をして私の前に現れる。
そしてヒステリックになり、乱暴な言葉を吐き捨てるようになった。
日によっては、何もなかったかのように穏やかになる。
その繰り返しが続いた。
そして今の苦しい状況の中であなたは必死にもがいていた。
私に想いをぶつける事で気が済むなら、それで構わない。
他に何も出来ない、どうして良いかさえ判らない母だから...
そして、私達が悪い。親のせいだと何もかもが親のせいだと訴えた。
辛かった...
子供達の誕生を喜び、大切に育てて来たつもりだった。
何よりも子供達を一番に考えて来た。
親なら当たり前だけど、本当に愛しく思っている。
不登校になってから、自分の育て方が悪かったのかと悩んだ。
たいていの不登校児の親は、そう思うらしい。
いくら考えても何がいけなかったのか?
判らなかった。
何かを強制するわけでもなく、手を上げたり叱り飛ばしてばかりしたのではない。
何故なの?
確かに躾面では厳しい?
そうかも知れない。
ごく当たり前のルールだと親は思う。
時間を守る事、門限もそうだと思う。
深夜までファミレスでなんて中学生で普通なのだろうか?
化粧も当たり前なのだろうか?
ブランド品を持つのが当たり前だろうか?
娘は、私達親が古臭いと言う。
古臭いのかも知れない...
年齢に応じた適切な事を言ってるつもりだと私達は思った。
いくら話しても平行線だった。
別に何もかもがダメと言ってるのではない。
あまりに、ふてぶてしい態度を見ていると、親も爆発してしまいそうになる。
段々とエスカレートして行き、眠れない日が続き、泣き叫びたくなった。
本人も苦しいと思う。
私も苦しい...