「…誰のせいで、母さんが病気になったと思ってんだよ。なあ、母さん」 私はリュウの後ろで、持って来た包みを開く。中には美しい洋服が入っている。シンがライターをリュウに差し出した。 リュウは無言で、洋服に火を付ける。 勢いよく燃えた炎が天に舞い上がる。 私にはその先にリュウの母親が見える気がした。 三人は手を合わした。
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