「…いつもありがとな」 墓参りの帰り、行きつけの喫茶店に入った。 「いいよ。私たちが勝手について来てるだけだし、ねシン」 大好きなパフェを頬張りながら答える。 「そうそう、おばさんだって大勢の方が喜ぶと思う。でもさ、今年もおじさんに先、越されたな。最近、おじさんと会ってる?」 「ああ、そうだな。最近、会ってねぇな。舞台だってめったにかぶらないしな」リュウは相変わらず父親の話題になると、冷たい。
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