両親の喧嘩。父の一方的な暴言は嫌でも私の耳まで届く。
逃げ場所が欲しい…。
死への欲求は歳を重ねるごとに増す一方であることに最近気付いた。
心に大きな闇を宿しながらも、普段は普通の女の子を演じている。
友達と笑い、恋もする。
でも、心のどこかで傷つかいようにいつも身構えてる私がいる。
恋をしても愛せない…。 愛さないように必死に自分を押さえ付けてる。
両親みたいになりたくない…なりたくない、なりたくない。
独りでも…いい、強くなりたい。
自然と涙が溢れる。
声も上げずひっそりと涙を流し、いつしか眠りにつく。
翌朝は目が腫れていた。
生きる気力は涙とともに流れ出ていく。
誰も愛さないと決めた心は、強く愛を求めながなもそれを拒んで恐怖に怯えている。
「誰か…助けて」
私は小さく呟いた。