なくしたモノ[2]

優愛  2007-10-31投稿
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朝食をすませ母に学校まで送ってもらう。
江ノ電を横目に海岸沿いを少し走り、大分年期の入った校舎が見える。私立湘南美濃学院。
私の新しい学校。
「歴史のある由緒正しい学校だから、とにかくここで頑張りなさい。」
車を停め、校舎を眺めながら母が言った。


正直、どうでもよかった。
両親はとにかく私を真面目ないい子にしたいだけ。
私はそんな両親に答えるように今までだって真面目に生きてきた。
塾にも通った、英会話もした。夜遊びもほとんどしない。
クラブとかには興味がないし、ガチャガチャした音楽も嫌い。



化粧も眉毛とマスカラとグロスで十分。
厳しい校則でも特に困るコトはない。

「うん。ありがと。」
ドアをバタンと閉めた。



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