リュウの母親は、子育てと役者の妻の傍ら、よくデザイン画を描いていた。 その中から毎年一着、リュウは仕立て屋に頼み、それを天国にいる母親に送っている。 「…母さんは、あの男に他に女がいること…知ってたんだ。でも、知らないふりしてた。それで、心労が積もって、病気になって…」リュウの口から母親の話しがでることは珍しい。 普段はおしゃべりのシンも押し黙っていた。
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