今日も君がいない夜。
君を求めて眠りにつく。
僕一人ではこの夜はあまりに寒くて永すぎるよ。
ほんのり君を写して、
二人を包んだあの暖かな暗さも、
僕一人の時は悲しみと不安を写す広すぎる闇へと姿を変える。
ただ君に会いたくて
ただただ君を求めて
ただ苦しくて
ただただ永すぎて
それでもただ伝えたくて
ただただ君が愛しいと。
永すぎる一人の夜
君を求めてさまよう僕の心は、結局今日も、君が残していった思い出にくるまって眠りにつく。
君へとのばした掌が、空を切って君は去った。
悪夢から目覚めた僕に君が笑顔をくれた。
まだ夢見てるのかな。
君がいるなら幸せすぎる夢だね。
覚めないでいつまでも。
あの夜より永く永遠に。
幻想の君を抱きしめた。
暖かな君が僕の胸の中で眠る。
君の暖かさが胸から溢れだし頬を冷たく濡らした。
君がいない夜
たった一人の夜