君といつまでも…第?話

ふーみん  2007-11-01投稿
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告白した次の日から僕は彼女と一緒に帰ることになった
たまたま部活もなくいつも一緒に帰るメンバーも驚いていた
「ヒューヒューヒュー」
と冷やかされる中を僕と彼女は自転車を押しながら小走りに通りぬけた
『なんかみんなに見られるの恥ずかしいね』
僕は照れくさそうに彼女に話しかけた
「そうだね。なんか照れるね」
とニコニコしながらも恥ずかしそうに彼女は答えた
彼女の家は学校から1時間近くかかるためたくさん会話ができた
彼女の家族のこと…中学校時代のこと…ピアノのこと
僕は少し前までピアノを習っていたので校歌の伴奏をしていた彼女は僕の憧れでもあった

どれくらいたったのだろう…
いつの間にか彼女の家近くにさしかかった
僕はまだ別れを告げたくない気持ちもあり
『どこかで少し話そうや』
と彼女に尋ねた
「いいよ…近くに小学校あるから行こう」
と即答してくれた
薄暗い中2人でテラスのアスフィルトに座る…
まだまだ話題があるというよりは彼女と一緒にずっといたいという気持ちが本音だった
会話のペースはゆっくりだったが僕の鼓動は騒がしいままだった
それから帰るたびにその小学校を訪れた
いつものように1時間程話したあと
『そろそろ帰ろうか?』

2人歩き出し…
なぜか知らないが運動場の真ん中で立ち止まった…
お互い向かいあって背の高さを比べる…
背伸びをしてよろける彼女…

…僕と彼女は自然に唇が触れあった…

僕の前歯が邪魔して「カツっ」と音がしすぐに唇が離れてしまった
だが…
すぐにくちづけを再開した

別れを告げたあと…彼女の体温を肌で感じたまま僕は1時間の道のりを帰った

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