何度言わせる
何度目のため息
何度目の嘘
幾度と繰り返すその奇声を
塞いでしまおうか
壊れるくらい
縛ってやろうか
切り刻むように
その言葉はもう聴き飽きた
もういい
もういらない
朝焼けが痛いくらいその傷を照らし出し
月の光は暗闇に滲みて溶けていった
僕の全てを覆っていたのは黒の闇なんかじゃなかった
それは君という名の凶器
それは信頼という名の限界