ありがと…。

友姫  2007-11-02投稿
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2人で酒を飲みながら話していると、ベッドの部屋から繭美のいやらしい声が聞こえてきた。
『あっ…!あん…!』
だが毎日のように夜遊びをして、その場かぎりの男達と遊んでるうちに、体だけの関係になるのは当たり前だと思ってしまったため、繭美のいやらしい声が聞こえても何も思わなくなっていた。
しかし、オラの隣に座っている旬は明らかに動揺していた。オラは、なんで旬が動揺しているのかわからなかった。たいていサイトなどで遊ぶ男達はやることが目的だったりする。なのに旬はあいかわらず動揺していて、オラに手もだしてこなかった。
自分で言うのもなんだが、オラはけっこモテる方だと思っている。男から言い寄られることもあるし、スタイルだって悪い方ではないと思う。 なのに旬は全然言い寄ってもこない。
『旬てどんな子がタイプなの?』
きっとオラがタイプではないんだと思い、オラは旬のタイプをきいてみた。
『ん〜バラバラなんだよね〜。でも、友姫ちゃんみたいな子とか可愛いと思うよ!』
旬はちょっと顔を赤くしながら答えた。オラは、じゃあなんで手出してこないんだよ!と思ってしまった。
『そうなんだ〜♪ちょっと嬉しいかも♪♪』
『てか、繭美達楽しんでるみたいだね♪まじ丸聞こえだし!』
オラはワザと話しをそっち系に持っていった。
『うん…。そうだね…。』
旬は全然話しにのってこなかった。
旬は顔はカッコイイしスゴイ気を使ってくれる優しい男だが、オラは今日はあんまり楽しくないな〜。なんて思っていた。
適当に旬と話してるうちに時間がたち、繭美と健二が戻ってきた。
『やっほ〜♪友姫楽しんでる〜??』
繭美は満足した感じに戻ってきて、オラに声をかけた。
『楽しんでるよ〜♪』
オラは嘘でも楽しんでることにした。
さすがに旬に悪いと思ったからだ。
『友姫〜!今日も入り行かない〜?』
友姫と繭美はラブホに来ると必ず風呂に入る。なぜかと言うと、やった後にスッキリしたいのもあるが、朝家に帰ってから入らずに済むからだ。
『いいよ〜♪今日も行きますか♪♪』
健二と旬は何に行くのか疑問そうな顔をしていた。
『じゃあ、お湯ためてくるね♪』
繭美がそう言いながら風呂場に向かっていった。それを見て健二と旬はわかったらしく、納得した顔をしていた。



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