ありがと…。続?

友姫  2007-11-02投稿
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オラは繭美の話しに丸分かりの動揺をしてしまった。いつもならこんな事で動じないオラだがどうしたことだろうか…。
『何?もしかして友姫も旬のこと気に入っちゃった??』
私の動揺ぶりをみて繭美が言った。
そりゃオラの動揺ぶりを見れば誰でもそう思うかもしれない。
『いやいや違うから!!』
でも、実際は繭美の話しを聞いて旬の事が気になってきていた。今までの男は体が目的で遊ぶのが当たり前だったが、旬は違った。その事が気になった。
『でも旬ってカッコイイしいいじゃない??まあ〜あたしは健二がいいけどねぇ♪』
たしかに旬はカッコイイ!!いざ恋愛対象に見ると惚れてしまいそうだ。
そして、オラと繭美が風呂場を出るとタイミング悪く目の前に健二と旬がいた。『わぁ!!ビックリした!!』
オラと繭美はとっさに体をかくした。別に恥ずかしい訳ではない。男に裸を見られるのなんてなれていたし…。
『何だ〜!出ちゃったか〜!!今から入りに行こうと思ってたのに♪♪』
健二がまたバカなことを言いながらオラと繭美の裸を見ていた。一瞬は隠したものの、すぐに隠すのを止めて着替え始めた。 オラと繭美の裸を見てしまった旬はと言えばオラ達に背を向けてソファーに座っていた。
なんだか旬に悪い事をした気分になった。
『じゃあ飲み直しますか♪♪』
先に着替えを終えた繭美は残っていた酒をテーブルにならべながらみんなに言った。
『じゃあ、今日は朝まで飲み明かしますか!!』
健二も繭美の提案に賛成してソファーに座った。
オラも着替えを終えソファーに向かった。ソファーに座ろうと思い、空いてる席を見ると、旬の隣しか空いてなかった。さっきまで座っていた繭美の隣には、健二が座っていた。気まずいながらもオラは旬の隣に座った。ついさっき繭美から旬の話しを聞いたばかりなのでなにを話していいのかわからなくなっていた。いつものオラなら、適当にその場だけの話しをしていたものの、旬に対して異性として見てしまい、頭になんも話しが浮かんでこなかった。
『旬って純粋だよね〜♪友姫の裸見て、まじ照れてたし!!超カワイイんだけど!!』
オラがそんな事を考えてる事を知ってか知らずか、繭美は旬に直球で話しかけた。
『いやいや!普通は照れるでしよ!!照れない健二がおかしいんだよ!!』
旬は顔を真っ赤にして答えた。
オラは、旬は本当に純粋だ!と感じた瞬間だった。

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