「お前ら本当にクズだな、学校の恥じだよ、学校にくるな。お前ら何かやらかす度に俺が働かないといけなくなるだよ、わかるか?」
と担任は俺に言った。
その日は友達が担任に掴みかかり、説教は終わった。しかし、次の日…
「お前の目は腐ってるんだよ、そんな汚い目で俺を映すな」と職員室で怒鳴られた。
無論黙ってはいない俺は「あ〜あ教師がそんな事を言っちゃっていいの〜?人権侵害だよ?法学部出てるならそれくらい知ってるよね?」
俺の言葉が担任の怒りに火をつけてしまった。
その場で俺と担任は殴り合いになった。もちろん勝つのは俺だ。先に手を出したのは担任だったから、俺は思う存分本気でやらせてもらった。
しかし、この事件によって長年やってきた柔道は波紋となった。
しかし、師範は俺が正当防衛だと主張すると、上と上手く掛け合ってくれたようで、自主的に辞めたようにしてくれた。
感謝したが、学校側は俺が先に手をだしたと校長に報告した。
この時、俺の中で教師への反発感が憎しみへと変わった。
担任を毎日睨み付け、事ある事に「俺は暴力ふるう人間だからなぁ」と教師に吐き捨てていた。
あの事件以来俺がそう言うと担任は黙り込むのだ。