俺にとって靭帯損傷は死刑宣告だ。それは2次試験の体力測定だ。
しかし、何とも幸せな事に、診断書を出せばよいとの事でチャンスをもらった。が、また嵐はやってきた。曲がった足…
俺は自衛隊も受けていて、警察官がダメであれば、自衛隊で鍛えようと考え、飛行要員を受けていたのだ。飛行要員はちょっとした怪我もダメらしく、曲がった足は論外だ。
泣く泣く辞退したのだ。
1ヶ月間靭帯損傷にきがつかなかった俺は最強のバカだ。
気が付かなかったせいで、治癒するまで長い時間が必要だとも言われた。
医者も看護師も俺のバカさにビックリ仰天だ。
俺の人生は確実に向きを変え始めたのだ。