好きになるはずのなかった男。その男との関係が進んだのは、その男から
ご飯食べに行かない?
と誘われた時からだった。お互い知っていた店でいつか男に
一緒に行こうよ
と誘われた店だった。冗談だと思いながら聞いていたから、思いもよらない誘いに戸惑いながらも、
仕事の先輩と後輩がご飯を食べに行く事は普通だよね?
と思いながら、誘いにのった。あまり意識はしていなかったが、話題が豊富で、趣味も似ていたため楽しい時間を過ごせた。ご飯を食べた後、
この後暇ならどこか行かない?癒しのぶらり旅に。
と男が笑いながら言った。
二人の似ている趣味とゆうのが、海、山、川などの自然のある場所へ出かける事だった。自然を見てると癒されるから。都内に出てショッピングをするより、自然の中で何も考えない時間を過ごす方が好き。友達にはよく
あんた、見かけによらず、自然愛してるよねぇ。
と笑われていた。
男も色んな所へ癒しを求め、車やバイクを走らせているようだ。迷わず一緒に癒し旅に行く事を決め、男の車に乗り込んだ。