いつの間にか妹とすら思われなくなった…
かずま君が私のところへ来ることはなかった。
違う妹を見つけたみたいだった…
普通でいい…
普通以下でいい
メールももういらない。
いつもメール来ないかなって11時まで待ってるけど、実際きたらめちゃくちゃうれしいけど…
もういい…
忘れちゃっていい
楽しかったことも嬉しかったことも忘れていい…
もう苦しみたくない
ばみたいじゃん
早く前の私に戻って…
けどやっぱり
大好きなの
切羽つまるくらい大好きなの…
ホワイトデー前
ホワイトデーの日から休みに入るから、3月12日、私はできるだけ一緒にいようと思った。そしてこれを最後にしようと…
教室に行くと、私なんて必要なかった。
クラス一の天然の子と話してた。次の休み時間もクラス一のあわてんぼの子と話してた。
2人みたいにかわいくないし頭よくないし…もう私なんていらなくなっちゃったんだね…
初めてかずま君のことで泣いた…
学校最後の日、自分で自分を追い詰めた…
「みんなに返すためにカップケーキ作ってきたんだ☆さっちゃんいる?」
「いらない…」
他の人に作ったあまり物なんて欲しくなかった…
そして休みになった…
2日に一度来ていたメールは、1週間経ってもくることはなかった。
何度もやめたくて、でもやめられなかった…
いつもより本気で頑張って、いっぱい我慢して、学校用の自分が崩れて裕也に甘えてわがまま言って…結果かずま君の前での私はグダグダで…
それでも、楽しかったよ。最高に愛したから…
見返りなんて求めずに、これからもずっと愛します。
たとえ時が流れて君が結婚しても、私はあなたを想い続ける…
みんなに好かれて、元気いっぱいでずっとテンション高い君はまるで太陽みたいだった…
太陽と月はね、同じ時を過ごせないって誰かが歌ってた…
それでも、少しの間一緒にいれたから、幸せだったよ。
みんなを明るく照らしてね。私もみんなを照らして支えるから…
ここまでが高3の話。
次の学年では、春が訪れた…