メールがきたのは3日後…
ごめんばかりだった。
遅くなってもいいから、おめでとうって言ってほしかった…
かずま君からそんな言葉はなかった…
裕也とメールして気持ちを落ち着かせた。
『なんで裕也だけ〜?』
徹からメールがきた。
『今日は裕也って気分だったから』
『裕也って気分だったんだ☆』
次はかずま君から…
みんな一緒にいることがわかったから、心理テストをした。
『ドアを開けたらワニがいました。さぁそれは誰だった?』
『さきちゃん☆』
『かずま君の嫌いな人は私らしいよ☆笑』
『それ絶対おかしい!好きだもん↓』
『わかったから(笑』
それからドラえもんの話になった。
かずま君はドラえもんが好きだった…
『私…もうドラえもん嫌いになった』
『なんで!?』
『私の好きな人が好きだから…その人忘れるにはその人が好きなものも嫌いになんなきゃ忘れられないでしょ?私…不器用だから1か100なの。』
『変なこときいてごめんね!』
『うん』
『いい恋しような☆』
本人に慰められた…
入科式
スーツ姿がかっこよかった…
クラスは同じ…
「さきちゃん」
そう何度も呼ぶようになった。
何日か経ったある日、掃除が終わった後にかずま君にピンをとられた…
「返して☆」
「やだ…」
「なんで??」
「だって…返したら席戻っちゃうじゃん☆寂しい…」
また浮かれてしまった…
そんな中、宿泊研修が始まった。
?日目の夜、かずま君がジュースを買ってきてくれた。
けれどすぐにどこかへ…
次の日の朝、貝殻をくれた。
「朝からみんなで散歩してきた☆」
「いぃな…」
「誘おうと思ったんだけど…明日行く?」
「うん!!」
この日の夕飯は、少し早めだった。
「あ〜あ。カー君女子にトンカツ食わされてる…かわいそうに。」
和美が言った。
なんとく喉が通らず、いつもよりペースを落とした。
「さっちゃんまだ?」
「もう少し!」
必死に詰め込んだ。
「俺もうおなかパン?」
かずま君がきた。
「デザートは、ポケットのに☆ね(^_-)-☆」
ポケットに入れて後片付けを始めた。
気付いたら2人で歩いていた。