私の戸籍にバツがついた夜。
泣いた
呼吸のリズム忘れてしまうほど
泣いて泣いて
普通の別れかたならきっと私は
ここまで壊れんかった。
泣きながら、死ぬと思った。
ベッドに運ばれてー
母が三十代の私の頭を、なんも言わず、なぜた。
苦しかなあ…苦しかなあ…って
一緒に泣いている
幼い息子はバスタオルで私の止まらない涙を、拭い続けてる
情けないなあ…もう泣かんからね。
だから、しばらく眠らせて。
強くなる私を準備せせて
あのひとが、罪人になった夜。