太陽と月?

さき  2007-11-05投稿
閲覧数[345] 良い投票[0] 悪い投票[0]

階段を昇り終わるころ、いつものようにかずま君はふざけて
「好き」
を連呼していた…
「やばい…おれホントにさきちゃん好きかも…まじ好きだから☆笑」


夕焼けがきれいで、海のにおいがする風が気持ちよかった…

ドキドキした

でも真に受けてはいけない…

部屋の近くに行って、ようやく私の口が開いた。

「私もかずま君好きだよ…」

静かになった

あ…やっぱり冗談ってつけた方がよかったかな…

「友達としてでしょ?つまんない…」

そう言ってかずま君は男子の部屋へ入って行った…

その日の講義は頭に入らなかった…

真に受けてはだめ。
いつもの冗談…

かずま君こそ友達として私を好きなだけ…

講義が終わるって、徹とかずま君が部屋に来た。

トランプで遊んで、みんなと写真とって…

いつの間にかかずま君と私は二人で遊んでいた。
一つの布団に寝転んで、神経衰弱をしていた…

「これ!!…やった☆」
「あぁ…一人でそんなにとって…」

夢中に遊んでいた。

「何で付き合わないの?」
徹が何度も問い掛ける…

「俺は好きだけど…」

かずま君がつぶやいた言葉を、私は聞いていないふりをした。

「さっちゃんこいつ覚えてる?」
そう言って雅人君がケイタイを渡した。
「あ…同窓会の??」
「そうそう☆」
「さきちゃん拓也知ってんだ…」
「ほら!手品の人の話したじゃん☆あの時この人もいた」
「かずま…早くカップルにならないと拓也にとられるよ。拓也さっちゃんのことかわいいって言ってた☆」
「あいつに渡さんし!!」

(かずま君は私の保護者的存在??)

「早くしろよ〜」
「うっさい!まじ許さん!いまこっちに集中したいからしゃべりかけんな!」

期待…してしまった

ホントのホントに好きなのではないかと…

研修最終日、体育館でバレーをした。
その後部屋に戻ろうとした時、いつもは友達囲ってるかずま君が一人でいた…
「あ、さきちゃん行こう☆あ…美幸さんたち待つのか…」
「うん」
「俺も待つ☆
さきちゃん拓也と仲よかったんだね…」
(拓也って誰だっけ…)

「違うよ!!話したことない」

「よかった☆」

そして4月17日…

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 さき 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ