愛しい君へ?

 2007-11-05投稿
閲覧数[213] 良い投票[0] 悪い投票[0]

気がついた時には、ベッドの上だった。私の手を強く握っている誠二。

「…誠二。」

「奏。良かった…。」

「ごめんね。心配かけて。…誠二。私は病気なの?」
「………。それは…。それは…奏の頭の中にはな、大きな腫瘍が出来ているそうなんだ。だから、それを手術で取らないといけないんだ。」

「そうなんだぁ。。。」

「でも、奏ならきっと良くなるよ。一緒に頑張ろう。俺さ毎日、奏に会いに来るから。」

「…誠二。ありがとう。」

私は誠二に抱きついた。不安な気持ち、悲しい気持ち、感謝の気持ち、愛しい気持ち。全てが混乱し、私は泣いていた。そんな私を誠二は、優しく抱きしめてくれた。



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 葵 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ