ねぇ、全
届く?
聞こえる?
私は…毎日。全を愛してる
嬉しいも、悲しいも、抱きしめるも、分からないまま、
今どこにいる?
真っ暗な場所でさ迷ってるの?
新しい光に照らされてる?
毎日愛してるよ。それしかできない
出来ればね、夢にでも出て来てほしいの。
お前は弱い。無力だ、愛してる?今更何言ってんだ、調子いい奴だな
そうやって、せめて、私に言いたい事なんでもいいから、受け止めてあげたいの。
でも、無理なんだよね。
ごめんね。ごめんね。
私は愛さえあれば、何にも負けないと信じてた。
誰に裏切られて、誰に卑劣な事をされたって、
信じられる者がなくたって
傷だらけになっても…
一人で、泣きながら
愛さえあれば幸せになれると信じてたの
全を愛してる事に気付いた時、本当に自分に誓ったの。
守ってみせる、私の命と引き替えたって、必ず守ってみせる。
[愛してる]やっと、見つけたんだ、私だけの愛の形
全、あなたの存在こそが、私の愛だった。
愛さえあれば守れると、確信してた。
でも間違ってた
愛だけでは…守れない愛があった、
今でも受け入れたくない
信じたくない
でも…それが、現実で、今ここにある真実なんだ
ねぇ、全の所へ行きたい
全がいない世界に、守りたい物はないから、
私の愛も、無力なんだと知ったから
何もないよ
分からないんだ
何が正しいのか、何が間違いなのか。
幸せの意味や愛の事
全と一緒に、消えてしまったみたい。
もうすぐ、冬だよ。
雪を見せたかった
暖かい、毛布にくるまりながら
全を愛してる心は、私が消えるまで消えない。
だからせめて…届いて?
たった一言でいいの。神様
全を愛してる。
この言葉だけでも…
届いて