いかにも人工的なクリスマスツリー
優しさのカケラもないイルミネーション
この街に冬の温かさは感じない
ガキの頃
その小さな手でしっかりとお母さんの手を握り歩いた、保育園までの砂利道が恋しく思えた
大きくなるという事は、大人になるという事は
心を捨てるという事なのか?
街行く人々はそんな俺に背を向け
足早に目的地へ急ぐ
立ち止まり一緒に季節を感じてくれる人などいない
今日もまた俺は街の片隅で
捨てられ汚れた『愛』みがいてる