曲がり角の気持ち 9

湯島 朗  2006-03-24投稿
閲覧数[304] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「なんで・・・あの時は別のがいるって・・・。」
「その別ってのが、お前だっつってんだ。」
 由成は未だに信じられなかった。
(私、どうしたらいい?)
 しゃがみこんだまま、沈黙が走る。
「別に・・・無理しなくてもいい。」
「えっ。いや・・・あの。そのぉ〜、いいんだけどさぁ。告白ってされた事ないんよね・・・。だ
 から、ちょっと戸惑ってんの。」
「ふーん・・・。」
 雄は、立ち上がった。
「お前も立てよ。」
「あっ。うん・・・。」
 由成も立ち上がった。
「とりあえず・・・。」
「とりあえず?」
「血祭りに行くぞ。」
「は?」
「こんだけの罠を仕掛けてくれた2人のバカップルにな!!」


「「ヘプシッ!」」
 実奈と悟は同時にくしゃみをした。
「どこかの誰かさんが噂してんのかなぁ。」
「してるんでしょうねぇ。」 
 こんな呑気な事を言いながら歩いていた。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 湯島 朗 」さんの小説

もっと見る

恋愛の新着小説

もっと見る

[PR]
憧れのモデル体型
2800円で可能!?


▲ページトップ