暗い青春

虚紗藻  2006-03-24投稿
閲覧数[455] 良い投票[0] 悪い投票[0]

「なん・・で・・・。」私は放心状態だった。
「あんたマジでうざいねん。」
親友から親友への心にささる言葉・・。


私は咲野美咲。私には二人の親友がいる。一人は松野里穂。この子とは小学校の一年生からの友達で同じバドミントン部にも入っている。
もう一人は、私は苦手なタイプなんだけど、なんか一緒にいることになっちゃてる天野久実。この子とは中学一年生からの友達で同じクラス以外の接点もなく三年間すごしてきた。

三人で仲良くしていたはずなのに急に久実が里穂と二人で何かをするようになった・・・。私は半分無視して気づかないふりをして三人でいた。
「なぁ〜、里穂。今度二人でカラオケ行かん??」
まただ・・・。
「二人より美咲もいれて三人で行こうやぁ」里穂が言ってくれた。
久実は露骨に嫌な顔をして
「でも美咲は門限もはやいし、よく遊ぶの無理になるし・・・。」
やっぱりな。。。久実はこないだのドタキャンと、6時に私が帰るのが気に入らないのだろう・・・。久実は友達に自分だけを見てもらいたいみたいで、わたしたちを束縛する・・・。
そしてこういう三人でいるのに二人での話ばかりする陰湿な作戦をとったわけだ。
「ならへんで。今度からは絶対遊ぶから。門限はどうしよもならんけど・・・。」つい本音が出そうになったが何とか建前だけにしておいた。
「ならいいけどぉ・・。」久実もやっとおれたようだ。

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 虚紗藻 」さんの小説

もっと見る

ノンジャンルの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ