今日の朝、私の目は腫れていた。昨日はずっと泣いていた。さようなら、私の初恋・・・さようなら、戸里くん・・・
こうして私の初恋は、終わった。
ー昼休みー
私は本を読んでいた。その中で、戸里くんと奈菜ちゃんは楽しそうに会話をしてる・・・初めて体験した。嫉妬と言うものを・・・なぜ、私じゃないの?どうしてなの?そう考えているうちに、昼休みは終わった。ー放課後ー
勇気を振り絞って、戸里くんにこう聞いた。
「戸里くんは奈菜ちゃんの事、どう思う?」
彼はこう答えた。
「別に」
私は無意識に口が、動いた「本当の事言って」
私は真顔になって言った
そしたら、彼は
「あぁ、好きだよ。」
分かり切っていたのに、悔しい。彼は、黙々と帰りの私宅をしている。私の目の前で・・・私は自分を、押さえきれなくなり、彼の後ろに行き、床に膝をつく・・・彼の背中が目の前に広がっている。私は彼に背後から、抱きついた・・・沈黙が続く。彼は口を開いた「西城の気持ち、今分かった・・・でも、ごめん。俺やっぱり、江藤が好きだ・・・」それを聞き、私は彼の背中から離れた。今の私の心の中は、寂しいの一色だった・・・初恋はこれで終わり、にしたかったのに・・・恋とは、さっぱり諦められないものなんだ。