怜子「…瑞枝…すっかり軍人ね。さっきとは大違い―」
瑞枝「切り替えは大事でしょ?」
怜子「切り替えね――いぃ心がけ。」
瑞枝「怜子は先にあがって歩と水夏の最終調整の方よろしく。」
怜子「えぇ。じゃぁね。」
そう言うと怜子は足早に部屋を後にした。
瑞枝「さぁ」
祐希と紫穂に後に来るように促す瑞枝。
祐希「――」
紫穂「……」
しかし2人は動こうとしなかった。
瑞枝「どうしたの?」
おそらくの理由はわかっているのにあえて問い掛ける。
祐希「俺達はいかねぇ。」
瑞枝「――アタシには、さっきのようにアナタ達を手放すような考えはもうないわよ?」
瞳は冷たさを帯びている。
紫穂「私達を学校へ帰して。そんな兵器に、乗ると決めたわけじゃないから!…」
紫穂は言い放った。