「それ大和第三の制服だよね」
「暇なんしょ?」
「オレらこれからカラオケとゲーセン行くつもりなんだ。一緒しよーよ♪」
口々に話かけて来る男たち。
うわ…ナンパ?
ちょっと引き気味な私は
「いや、いーです。気分じゃないんで」
と断った…
つもりなんだけど―。
「じゃー君の気分に合わせよー♪」
「何、何する?何処行きたい??」
この人達、引き下がるつもりないらしー(汗)
ソレどころかどんどん寄って来る。
あっ!触んな!
「ヤメテ下さい!!」
内、一人が人の右肩に勝手に手を置いて来たもんだから反射的に払っちゃった…。
男たちは顔を見合わせて同時に笑う。
「君さぁ、もしかして見た目と違ってウブなの?」
悪かったな、この見た目で!って言ってやりたいけど相手は男。しかも三人。
極力やんわり断るように努めたんだけど…。
無理でした!!
「いーやーっ!!…っ」
無理矢理連れて行かれそうになって声を上げたものの、すぐに口を塞ぎ込まれる。
やだやだー!!何なのー!?
「!!」
その時―\r
抵抗してる私の視界に飛び込んできたのは、よく知っている顔で―\r
私は、藻掻くのを止めた。
松本!!