LOVE SONG ?

 2006-03-25投稿
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 四話

 ―放課後―\r
 「俺さー、思ったんだけど、何で斉藤さんは声出ないの?」
 『亜美でいいよ』
 「うん。じゃあ俺は梓でいいよ」
 『私、何で声が出なくなったか分かんないんだ』
 ノートに書いて見せる。
 『私、半年前まで歌手やってたの』
 「歌手・・・?」
 亜美、うなずく。
 『それで、朝起きたら声が出なくなってた』
 「原因とか分からないの?」
 亜美、ノートに書く。
 『分からない。病院に行ってないし』
 「行けよ。病院」
 『だって、歌えないような病気だったらヤダもん』
 梓、ノートを見て黙り込む。
 「亜美は、よっぽど歌が好きなんだな」
 亜美、うなずく。
 「俺も、聞いてみたいなぁ。亜美の歌」
 
 ドキッ・・・―――\r

 変なの・・・

 心が落ち着くの・・・。

 梓といると

 笑えるの・・・。
 
 心地良いんだ・・・

 梓の隣は・・・。

 「あ!いいこと思いついた!」
 「?」
 「特訓しよう。声出す特訓」
 亜美、微笑みながらうなずく。
 
 そうだ・・・

 梓といることが、私の生きがい・・・

 私、決めたよ。
 
 梓の前で、絶対歌うからね!

 そして、今日から毎日放課後、公園に集まって特訓をすることになった。
 

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