あたしは、電波に乗ってきたすてきな音をカセットテープに拾った。何百回と聞いた。 祖母が買ってきた藁半紙に何枚もの洋服を描いた。 何話もの恋物語も・・・ することはそれだけ。 聞き飽きた音を聞いて、稚拙な片思いをして、大人の恋を描くだけ。 それが、あたしが生まれた町。
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