たれまに〜Anniversary〜(25)

じゅりあ  2007-11-15投稿
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今、松本がここにいてくれてる事で、私は何とかなってる。

「松本、ごめん…」

マスカラで汚れた目の下を拭って笑った顔を作る。

「謝んなよ。謝るくらいなら付き合え」

意地悪そうに笑い返す松本。

「…そうだね…」

私の呟きに少し驚いたような顔を見せる松本。

私、松本といた方が幸せになれんのかな?
笑っていられるかな…?



考えてたら、無言で見つめてしまってたらしい。

ハッとして声をかけようとした、その時―\r

いきなり松本の顔が近くなって、

唇が、軽く当たった。


「これで、勘弁してやる」

…え?


何?

「何、言って…?」

「真鍋先輩―」

!!

いきなり和也の名前出されてドキッとした。

松本はそのまま続ける。

「あの人、アンタの為にバイトしてたの知ってた?」
「バイト?」
私の中で疑問が渦巻く。

「やっぱな〜!」
松本はため息をつくと背を向けた。

「昨日、熱で倒れたんだよ真鍋先輩。バイト先でな!恐らく、まだ…治ってねぇんじゃねーか?しらねーけど」

和也が、バイト?…熱?
何それ…全然知らないよ。何で松本が知ってんの?

問い掛けようとした私より早く、松本が遮った。

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