日の出がちかくなったとき隆は目覚めた。
普段こんなに早く起きることはなかったのに今日はなぜか目覚めたのだ。
隆は異様な雰囲気を感じた。
「なんだこの静けさわ」
2階の窓をあけ、まわりを見渡した。
不気味な静けさがただよっていた。
隆は気付いた。
「俺以外だれもいない」
「なんで?」
理由はまったくわからなかった。
そして机にすわり考えた。そのとき隆はあるものをみた。
それをみたとき、あることが脳裏を横切った。
それは………
今日は2012年12月22日………「あっ。人類滅亡と言われていた日だった。」
だからみんな死んでしまったのか。
それではなんで生き残っているのか。
わからない。わからない。
「考えてるより動こう。」
隆は外に出た。
建物は大丈夫だが………やはり人はいない。
そこでもうしばらくあるいてみた。
そしたら影で………「がるるっ」という野獣のような声が聞こえた。
隆は恐怖で動けなかった。
だんだん野獣が近づいて来た。
隆まではあと数メートル。
そこで隆は我にかえった。
「まずい急いで逃げよう」
たったったっ………。
「はぁ〜はぁ〜………」
かなり走った。
後ろをみたが野獣はおってこない。
「あれはなんだったんだ。俺以外いないはずなのに」
って、考えてる場合じゃない。
追い付かれる前に建物に逃げよう。
そこにデパートがあったから逃げ込んだ。
なかはやはり静かだった。
隆は朝からなにも食べていなかったので腹が減っていた。
そこで食品売り場に向かった。
食品売り場についた。
そこで食べ物を見た瞬間にかぶりついた。
そこで食べていたら………また「がるる……」という声が聞こえた。
今回は、一匹じゃない…たくさんいる。
まずい………逃げろ。
だが敵が多すぎて逃げ切れない。
だれか〜助けて。
ぐちゃ。かぶ。すぐにくわれた………
なぜ???こんなに野獣が???
今日は確か人類滅亡の日………滅亡???
滅亡とは死ぬことではなく生態系がかわることだったのである。
だから隆以外の人はみな野獣になっていたのだ。
隆が野獣にならなかったのはだれもしらない………
地球は終わった。