由成と雄の関係は学校で一目置かれた。雄のファンは由成を呪おうと考えていて、その作戦を決行中。(由成にとってはどうでもいいザコちゃんたち?)
「おぉだぁかぁ・・・。」
雄に話しかけにいった由成はげっそりしていた。
「おまっ・・・怖っ!!」
「あのさ、今日ちょっと家から出ないで?」
「は?」
「実はさ・・・。」
由成によると、いとこがきているらしい。小学6年だ。ところが、そのいとこにはちょっとした嫌なところがあった。とりあえず、イケメン好きなのだ。だから、今回彼氏になった雄は超×2危険人物なのだ。
「だからさぁ、帰りも一緒に帰れない。」
「あの・・・山東?」
「ん?」
「うっ・・・。」
「う?」
後ろと言いたいのはわかった。そして、視線があるのもわかった。
「な・・・な?」
「ゆーネェ。誰、それ。」
「あ・・・。えっと。」
「かっこいい・・・?」
((やっばぁ!!?))
由成も雄も同時に冷や汗が出た。