沈んでゆく夕日を
2人でみた。
真上に上がってゆく月を
2人でみた。
温かいコーヒー片手に
君と手をつないだ。
寒さなんて忘れていた。
後ろはネオンが光って、
君の笑顔を薄暗く照らす。
「大好きだよ」
半年間何度も言われたけど、
夜だからなのか
ネオンの光りがきれいだからなのか
それに照らされた君がきれいだからなのか
とても新鮮な感じがして、とても恥ずかしかった。
「三日月…きれいだね」
そう言って、2人は同じものをみた。
きっと思ってたことも同じだったと思う。
2人で見れてよかった。
また一緒に三日月をみたい。