林檎殺人事件3   ―D倶楽部の悲劇―

愁朝巳  2007-11-15投稿
閲覧数[409] 良い投票[0] 悪い投票[0]

・・・どうしてこんなことになったのだろう・・・。必死に林檎をねじ込みながら痛みで薄れていく記憶を引張りだす。


「お願いします、一晩だけです。いや、この吹雪きがおさまるまででも結構です。冷えた体を暖めさせてください」
3人は必死で家主らしき老人に懇願した。
老人は、体が冷えきり唇も真っ青の3人を見て、
「この天候でほったらかしたら死んでしまうな・・、よし、約束を守るのであれば一晩だけなら泊めてやろう」
「守ります、守ります、守りますから一晩泊めて下さい」
3人はとりあえず中に入れてもらった。中にはきれいな孫娘がいた。老人はこの家で孫娘と二人で暮らしていた。

「ところで約束って何ですか?」
体が暖まってきたU島が孫娘をジロジロ舐めるように見ながらきいた。
老人はU島を睨みながらたしなめるように言った。
「約束とはな、この孫娘のことだが・・、見てのとおりきれいでスタイルもいい。この孫娘に絶対に手を出さないと約束するなら一晩泊めてやろう」
「な〜んだ、そんなことですか、手なんか出しませんよ・・絶対に・。でも、本当にきれいな子ですね」
「絶対だぞ、守らなかったらお前ら殺すからな!」

続く

i-mobile
i-mobile

投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 愁朝巳 」さんの小説

もっと見る

コメディの新着小説

もっと見る

[PR]
荒木さやかchan
プロデュースバスソルト


▲ページトップ