電話に乗りこんだ、葉衣音達。
悲劇はあまりにも残酷だった。
なんと電車が事故を起こしてしまう。
彼氏と彼氏のお母さんは、
葉衣音を必死で守り死んでしまったのだ。
「なんでっ・・なんであたしだけが助かるのよっ!!」
−バサッ!
目を開けると、そこはベッドの上だった。
隣りには・・彼氏がびっくりした顔でわたしを見ている。
「大丈夫夫か?
すごいうなされてたぞ?」
彼氏の声が聞こえて・・
その後は覚えていない。
起きたとき、涙がすごくて
すぐに目が開かなかった。
そう、わたしは夢の中で夢を見ていたのだ。
この話は仮名だが、わたしが実際に体験した実話だ。
でもわたしに彼氏はいない。
気がつくとベッドで、彼氏が横にいたのも夢なのだ。
わたしはこの夢を一生忘れないだろう。
それほど、印象的な夢だった。