Basket-Ball-Boy:弐・背番号五番

タイガ  2007-11-16投稿
閲覧数[611] 良い投票[0] 悪い投票[0]

俺達が一年生大会で惨敗してから約一ヶ月−
俺達は二、三年になった。
四月といえば新入生達がこの学校に入ってくる、「部員を大量にゲットしちゃう?」みたいなノリで俺達二年は張り切って部員集めをした。結果新入生部員は11名が本入部した。
これで一年、二年で14人 になり、大会に出れないという最悪のパターンは回避できたわけだ。
一年をいきなり練習に参加はさせないのは部の暗黙の了解だった。理由は練習の質を保つためと、練習が半端じゃなくきつかったので一年が辞めてしまうのを防ぐため。
そのため、一年は最初のうちは教育係をつけられて上の格技室でドリブル、パス、ツーメンというパス&ランの練習を主にやっていた
教育係は一番下手くそだった俺になった
俺はまぁ仕方ないと思い、その役を引き受けた。
その年の夏−
三年は三位で都大会に出場を決めた
都大会でベスト4に入れば関東大会に出れるから、三年のメンバーはもちろん、俺達二年も更に精進した
しかし、三年は二回戦で都選(東京都選抜)のセンターを擁するところとあたってしまい、粘りに粘ったが最後は6点差で負けて引退してしまった

その次の日、一年、二年は部長、副部長を決めるためにミーティングになった
部長はまぁTとしておく
副部長は俺とKになった
Tは背番号四番
Kは六番
俺は背番号五番をもらった



投票

良い投票 悪い投票

感想投稿



感想


「 タイガ 」さんの小説

もっと見る

スポーツの新着小説

もっと見る

[PR]


▲ページトップ