〜あなたは大切な人に
愛して下さいなんて
言えますか?〜
☆冬☆
「ごめん、今日帰りに図書室によって」
彼からのメール
「早めに行くね♪」
私はメールを送った。マフラーをつけて、図書室へ向かった。もう彼は、図書室にいた。
「今日の帰りにまた、公園行かね?」
私はすごくうれしかった。「うん♪」
2人で公園に向かった。
公園に着いた。
「で、何?」
沈黙・・・・
「瑠璃、俺たち別れよ。」その言葉は、私の心を痛めた。
「えっ、何で?」
瞭は私の顔を、氷つく目付きをしてこう言った。
「お前の事なんか、もう好きじゃねぇし。俺さ、今A子の事が好きなんだよ・・・わりぃけど別れよ」
思わず、目から涙がこぼれ落ちた。
「嘘でしょ?こないだだって好きって言ってくれたじゃん?」
そう言っても、彼は無視・・・彼は帰った。色々な思い出が、溢れ出ている公園北風が涙をさらっていく・・・私は一体・・・公園は誰もいない。私の心の中も誰もいない。
「・・・ゎたしをもう一度最初から、愛して下さい。愛し続けて下さい。」
鉄棒に八つ当たり・・・バカみたい・・・ありがとう私の初恋。さようなら、私の初恋。恋とは難しく、切なくて、甘酸っぱい・・・恋とは、私の何よりもの 難題だった。辛くなっちゃうものなんだな・・・
「私を、ここまで育て上げてくれて、ありがとう。私を愛してくれて、ありがとう。」