・・・どうしてこんなことになったのだろう・・・とにかく林檎を入れなければ・・・もう少しもう少しで俺も助かる・・・
―翌朝― 老人が目覚めるとかわいい孫娘は居間で泣いていた。
「ど、ど、どうした、どうしたんだ」
孫娘はただ泣くばかりで何も応えない。
「奴らだな、あの3人にやられたんだな!」
孫娘はうなずいた。
老人は怒り狂い、しまっておいた猟銃を取出し3人が寝ている部屋へ向かい、入るなり一発ぶっぱなした。
―バァーン!!―\r
3人はあわてて飛び起きた。
「おまえら、約束を破ったな!このケダモノ共が!殺してやる!」
老人は鬼の形相で3人を睨み付け、引金を引く指に力をこめた。
「ちょ、ちょ、ちょっと待ってください!」
3人は老人の形相に震え上がりながら昨夜娘に手を出したことを悔い、平身低頭謝り、命乞いをした。
しかし、老人は許さず3人を縛り上げ部屋に外から鍵をかけた。
「ただ殺したら怒りがおさまらない。一人一人じっくり時間をかけて殺してやる。それまでそこで己の行いを悔いてろ!」
「なんてことをしてしまったんだ、俺たち本当に殺されるな・・・」
G門が呟いた。
―続く―