送信待ちの恋「第1話」

カラス  2007-11-18投稿
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俺は本当に好きだった…あなたが
俺は本当にあなたが好きだった、だから中学校の頃から付き合ってた彼女と別れを告げた。
「別れないか?」
唐突に別れを突き出した僕に対して彼女は驚いた様子もなく冷静にこう言った。「わたし気付いてた…わたしのこと好きじゃないてっ」
彼女の言葉に僕が驚かさられ、動揺しなからこう言った。
「なんで、わかったの?」
そうすると僕の質問が可笑しかったのか笑いながらこう言い返した。
「だって、ケンわかりやすいんだもん。いっつも先輩の事見てたじゃん」
彼女の的確な言葉に僕は何も言えなかった。なにも言えなかった僕に彼女はこう聞いた。
「先輩の事好きなんでしょ?」
僕はどうしようもなくこう言った
「うん…」
彼女は覚悟を決め笑顔でこう言った。
「そっかぁ、別れよう、先輩には勝てないや」
彼女が無理に笑顔をつくっていたのはすぐわかった。その笑顔を見たとき涙がでてきた。
そこまで、彼女は僕を見つめてくれ解ってくれていたのにたいし僕は彼女の事をなに一つ解ってなかったのだろうか。
その情けなさに自分に腹が立ち悔しかった。
でも、僕はその事以上に先輩を好きになってしまっていたのだ。だから、僕も笑顔でこう言った。
「うん」

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