また朝が来た5・5

美咲  2007-11-18投稿
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「は?なんで6人なの?」
5人じゃない??
真奈は首を傾げた。

「真奈ー、自分抜かしてんじゃん?」

どう考えても6人だ。
バイトしてる亜子、あとは蓮に早苗と由希。
私たちを入れて6人だ。


「ちゃんといれてるよ!」
「・・・私入れた??」
「もち。」
「えっ。じゃあ、誰忘れてるの?」
声に出していってみてと、真奈に言った。

「えーと、まず私でしょ。んで美咲に亜子に、蓮と早苗!!」
「・・・・やっぱだ。由希忘れちゃ駄目じゃん。」
由希は優しくて面白い突っ込み役だ。歌がめちゃ巧くてカラオケに何回か一緒に行った。
グループの中でたぶん一番の常識人だ。

「えっ、由希なんか誘うわけないじゃん」

「・・・・・・・はっ?」

だから、真奈が言ったこの言葉に頭がついていかなかった。
今、真奈は何ていった?


「・・・何言ってんの?」
「だから、由希は誘うわけないって。」
笑いながら真奈は言いのけた。

「だって、あの子キモいじゃん??」

久しぶりだった。

本当に久しぶりに心の底から怒りが湧いた。
真奈の顔を叩きたくなった。今までの何かが消えていく気がしてならなかった。
真奈が嫌いだ。

その思いがはっきりと心の中に刻まれた。

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