そろそろ成人式だ。あの日の約束を君は覚えているだろうか。 高校時代の僕はクラスでも明るい存在で毎日のように友達と授業をサボったり授業中バカ騒ぎばかりしていた。失恋したばかりの僕にとって人生で一番あんなにも素敵な恋ができるとは思ってなかった。 いつものように廊下の壁にもたれて窓の外を眺めていたら隣りのクラスから一人の女の子がでてきた。名前は知らないけど笑顔が素敵な子。人見知りの俺はあの子と仲良くなれるはずがないと僕は彼女から目を反らし窓から見える流れる雲をただじっと見つめていた。
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