「もう…どうしたらいいかわからない。」
そういつも泣いている友達がいた。
そして何度もその子を慰める友達もいた。
その子がこっそり私達の前で言った。
「本当に恋愛してると、たくさん泣いて、笑ってることの方が少ないって誰かが言ってた。
あの子は本当の恋愛してるんだね。」
私達は苦笑い。
まだ付き合って3ヶ月の私達。
お互い嫌なことは忘れてしまう性格で、悩むより笑ってる方が楽だと思っていた。
だから友達の言葉がわからなかった。
だけどね、あれから4ヶ月経つ今なら、わかる気がする。二人でしてる恋愛よりも、一人で恋してる方が、何千倍も笑っていられた。
伝えたくても伝えられない気持ちを見つけるようになった。
別れたくないから、何するにも考えながら行動して、いろんなこと我慢して…
でもこれが本当の恋愛なのかはわからない。
恋は、自分の欲求を満たすものだときいた。
相手の欠点を認められず、自分のわがままを通すもの。
その先にあるものは恋愛。
相手の欠点含めて愛することができる。
その延長線上に結婚。
だとしたら、私はまだ恋していたのかもしれない。
本当の恋愛ではなく、本当の恋愛への過程が、苦しいのだと思う。
あなたと付き合って7ヶ月、そろそろ恋愛に近付いてくる自分がいる。
愛するということ、愛されるということ、こんなに奥深いものがあるなんて、彼に出会うまでは想像もしていなかった。
本当の恋愛、みんなはどう考えるのだろう…