守るべきもの 17

ヒカリ  2007-11-18投稿
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スッと手をあげた
そして力を放出する
すると空中に水が現れた
「水術・爆流天水」
中を舞っていた水が
敵におそいかかる
「うわぁぁあぁぁぁ!!!」
最悪の相性の攻撃に
敵は慌てて逃げた
「ここは通しませんよ」


そのころ龍は―――\r
森の中を
ひたすら走っていた
龍のはたらきに戦いの
勝敗はかかっていた
(もう少しだ…頑張ってくれ…みんな…)


「こっち!!!急いで!!!」
奈菜は人々を誘導する
なんだなんだと
迷惑そうにのろのろと
人々は移動していく
なかなか進まない作業に
少し焦りを感じた
指令が来たら
すぐにそっちに
とりかからなければならない
とにかく早く
終わらせなければ
ならなかった



「くそっ!!!くらえ!!!」
火の玉を分散して
飛ばしてくる
しかしそれも
彼に触れる前に
消されてしまう
「少しは学習してください。その攻撃はききませんってば」
呆れ顔で言う
それでも敵は
攻撃を止めようとしない
「数は俺達のほうがあるんだ!!!やつに術を使わせて力を削れ!!!」
ということらしい
(そんなのに引っ掛かるとでも思われてるのか…)
少しガッカリした



これ以上ないくらいの
速度で森を駆け抜けた
するとやっと岩場に出た
あとは身を隠せる場所を
探すだけだ
龍は一面を見渡した



「こっち!!!早く!!!着いて来て」
先頭にたち先導していく
時間がない
どうにかしてこの人達を
移動させなければ
ならない
足の速度をあげた



「まだ続けるつもりですか?」
バカみたいに
同じことを続ける敵に
苛立ちをおぼえていた
「言いましたよ?術は活用しないと、と」
ハァとため息をつく
と―――――\r
「!?」
突然攻撃が
止まったかと思うと
そこには恐らく
十人くらいの
力を合わせたのであろう
今までのとは
比べものに
ならないくらいの
大きな火の玉があった
今までの連続攻撃は
これを隠すためのもの
だったようだ
「くらえぇぇえ!!!」
とてつもなく
大きい火の玉が
コウを襲った



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