私は一般的に言われる風俗嬢。
客:『ねぇ、なんでこんな所で働いてるのぉ!?』
私は顔もルックスも悪くない。
私:『べつに、これといって理由なんてないょ』
客:『分かった!借金あるとか?』
金に困ってる訳じゃなぃ。
私:『全部貯金してます』
と、まぁ客にも男にも金にも困らない私でも
人間誰しも欠点はあるもので…
私には【素直】と言う感情がなぃ。
いわゆるひねくれ者です。
ここに居る理由は、本当のトコロちゃんと有ったりするのだ。
私は愛に飢えている
幼い頃の虐待、家出。
母や父に求め続けた愛を
きっと今欲している
ヨシヨシってしてくれて
私のタメなら死ねるって言ってくれて
四六時中一緒で…
異性に対するタイプはいつも
私の中の理想の母がいた
ただ、私は今でこそこんなふうに言えているが
あの頃に打ち明けられるような【素直】さなんてみじんもなかった。
それと、一人を愛せるゆとりもあの頃の私にはなく
風俗と言う擬似恋愛的なものに愛し愛され癒されていた
つまり、私は体を売ったという訳です
体はいくら売っても減らないし
私の容姿に騙される男達も減らなかった