私はあなたのことが好き。しかしあなたとは、決して結ばれては行けない。それは始めから分かっていた。始めからと言うのは、私があなたと出会った日からだ。
私が街を歩いているとき、ふと気付いたら、自然とあなたに目が向いていた。
あなたは、街を歩く誰よりも光って見えた。こんな経験は初めてだった。
それだけならよかった。その時点で私が目をそらすことができたらよかった。 しかし目をそらす前に、あなたも私を見た。私たちは目が合ってしまった。
何秒間このまま目を合わせていただろうか。それは分からないが、気が付いたら私はあなたの隣にいた。
それ以降、頻繁にあなたと会うようになった。キスもした。
しかし、私はこのままあなたと結ばれちゃいけないと感じた。実際は、あなたと出会った日からすでに感じていた。
それで私は、決心した。 あなたと別れる決心をした。
「もう別れよう」
「どうして？」
「だって･･･私たち女だから」
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