これ以上好きにならない
何度この言葉を放っただろう…
そう言う度に、好きになっていく自分がいる。
つらいね。
きついね。
誰かからの言葉が欲しいのに、みんなは私が幸せだという。
それを言われるとホントを隠してしまう。
たしかに毎日学校で会うから、みんなのように一週間に一度しか会えないとかじゃないけど、でもどちらかと言えばみんなのような恋愛がいい。
毎日会っていても、ちゃんとした会話をするのはのは一日トータルで10分以下。テストが毎週あるから土日は会えない。
「眠い。」
休み時間はそう言って私のところへ来て寝ている。
もっとたくさん話したい
言いたくても言えないのは、やっぱり贅沢なのかなって思ってしまうから。
彼と話す人たちみんながうらやましい。
彼の近くの席の人、彼と飲み会をする人…
彼女って何かな?
もっと特別だと思ってた。
たくさん話せると思ってた。
片思いの時の方が、もっとたくさん話してた。
私がいつもわがままだから、いつまでもこどもだからたくさん話してくれないのかな?
だからいつも
「姉ちゃん。」
ってあの人に声をかけるの?
あなたに必要なのは、あなたのことを聞いてくれる優しいお姉さんみたいな人?
私はいらなくなっちゃったの?
じゃあどうして毎日私のところに来るの?
どうして私がとなりの席の男子と話すと拗ねたような顔してるの?
なのにどうして
たくさん話してくれないの?
みんなに話してるように、くだんない話でいいのに…
どうして近くで声を聞かせてくれないの?
好きとか言ってくれなくていい。
恋人みたいな特別はいらない。
だから、たくさん話して。どんなことでもいいから、もっと長く話したい…
今はメールしてる時の方が何千倍も楽しいよ。