対面を終えると、店長の提案でみんなでカラオケに行こうという話になった。
カラオケは苦手…
しかも初対面だし…
でも肝心な広樹からの連絡は…まだなし。
断る理由がない…。
まぁこれから3ヵ月一緒に働くわけだし、最初の付き合いは大事だよな。
と自分を納得させ、みんなとカラオケへ。
着いた先は、これから働く居酒屋白馬の目の前にある、ゲストハウスの横。
プレハブのような建物で出来たそのカラオケルームは、お酒やつまみは全て持ち込み式の簡易カラオケ屋。
というか、ゲストハウスもカラオケ屋も全て居酒屋白馬と同じ会社の経営。
つまり制限時間はなく、歌いたい放題…。最悪…。
とにかく今日が早く終わってくれと願うばかり。
しかしだんだん酒が入ってきて歌うのも恥ずかしくなくなってきた。
そんな時、なんと私は隣に座ってたいかつい店長の缶ビールに煙草の灰を落としてしまった…
灰皿と間違えた…。
慌てて店長に誤る。
「すみません!!」