フィクションストーリー 真矢部璃花の場合 2

モ リ ノ  2007-11-20投稿
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スズメが鳴き、若干寒さを感じた

私は今日、いつもより早く翔太を起こした。
それは翔太と手を繋いで、学校に行きたかったから。

私たちは幼なじみから、彼氏彼女になったため、手を繋ぐことも少なかった。

だから、今日はいつもより早く起きた
(翔太)
「寝みぃー」
(私)
「遅いよ~!遅刻するよ、キャプテン」

春の皐月。桜の花が八分散った頃。
朝はまだまだ寒い。
私はニタニタと笑ってしまいそうになる。

(翔太)
「早すぎないか?
まだ誰もいないじゃないか」

翔太は辺りを見る。少ないのも無理はない。この辺は、朝6時、早々に人は歩いてない。
(私)
「そうかな~?それより寒くない?」

と何気なく手を繋ごうとして言った

私の予想だと翔太は「確かに寒いな」「じゃあ、手を繋いで行こう」という予定だった。しかし、翔太は「そうか?」と予定外の一言。

不意をつかれた私は「手、繋ごうよ」
ボソボソと言った。
しまった!そう思ったが、遅かった。
(翔太)
「何だって?」

一度言ったら、急に恥ずかしくなった。一呼吸おいていった (私)
「手、繋いで下さい」
何故か敬語になってしまった。
( ̄□ ̄;)!!
さらに恥ずかしくなた。
(翔太)
「よく言えました」
そう言うと翔太は手を掴んだ。彼氏彼女が繋ぐみたいに。

学校までの道は歩いて5分・・・その道を15分かけて、ゆっくり、ゆっくり歩いた。
私の心臓はドキドキでいっぱいだった。
終 第1章1話
〔朝の日課〕
真矢部璃花の場合
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