あの頃のあたしは、周りが全く見えて無かった…
自分の事ばかりで、自分だけがツラいんだって思いこんでた。
自分が大嫌いだった。
あなたのおかげで、あたしは変われたような気がするよ…
初めて自分の事、少しだけ好きだって思えた。
ひとりじゃないって気付く事ができた。
ありがとう。
だから…
あたしをおいていかないで…
ずっとそばにいて。
-中01冬-
まだあなたの存在に気付いていなかった頃のあたし
寒かった。
心も寒かった。
あたしには友達がいた。
心から信頼できる友達は…
いなかった。
みんな上辺だけ…
冷めていた。
全てに。
周りの子達がしている事がくだらなすぎた…
いじめ
酒
タバコ
万引き
全て見ないふりで終わらせた。
自分がいじめの対象にならぬよう…合わせて、心無い笑顔。
そうするしか自分の居場所を見つける事ができなかったから。
学校が苦痛でしか無かった。
友達があたしの目の前で平気でリストカットをする。
「何してんの?!
ダメだって!!」
あたしの口から心配したようなセリフがでる。
でも-…
バカじゃん。
そんな風にしか思わなかった。
分かってたから…
本気で死のうとしてやってるわけじゃないって。
ただ…
気を引きたくてやってるのがバレバレだった。
死ぬ勇気なんか無いくせに。
部活内もだんだん荒れてきだした。
あたしは自分の居場所を守る事だけで精一杯だった。
ぐだぐだなまま…
中03になった。
中03になって運命の出会いをする。
最高な友達。
そして…
あなたに出会う。
やさしいぬくもりを持ったあなたに…。